コーヒーカップの中に半分コーヒーがある

半分もある と思うか？
それとも
半分しかない と思うか？

マークがいつもの調子で得意げにまた同じことを聞いた。

私はコーヒー飲みません。紅茶ですね。

とユキは冷静な口調でいった。


違う意味で人生で頻繁に起こることを見させてもらった。


俺はビールかなジョッキから泡が溢れ出したビール。 と言うしかないじゃないか。


オーケーわかった 紅茶でもビールでもいいんだ 。

半分ならどう思うか聞いてるんだ！

紅茶は一杯飲めば十分です、と彼女。。。

うーんなら・・・
ビールがなくなりおかわり待たされるのはたまらないから
残り３０パーセントになったら次の注文しちゃう。

あるいは焼酎か日本酒にきりかえる と僕は言うしかない。


同じ事象もその捉え方で人生が変わるとマークは演説したかった

僕は人は人の話を聞かないし、聞こうとも理解しようともしない、
目先の自分のことで頭がいっぱい。
返事はしても聞いちゃいない。
メモ取りながら聞いてるふりしても聞いてはいない。

だからいつも会話がすれ違う。

自分の言いたいことを言いたい時、
言いたい言葉で言うのではなく、

相手が聞きたくなり理解しやすいようにする
工夫する思いやりが必要なんだと僕は表現したかった。

マークはあきらめない！！

じゃあ貯金残高が半分になったどう思う？どう思う？

僕らは口をそろえて言った。

『働く！』

黙って聞いていたフランス人のステファンがついに口をひらいた。


なんでおまえの話はいつも半分なんだっ！！

だからおまえはいつも半分なんだ。
山盛りの話はないのか？


うまいこと言うなと思った(笑)

あはははは。。。