2013年02月16日
「将来に対する唯ぼんやりした不安」
芥川龍之介の自殺の理由として残された言葉である。
ヒーリングセッションを頻繁にしていたセラピスト時代に思っていたことがある。
幸せいっぱいの人、現実的な幸せに満たされている人(高収入の仕事ややりがいのある仕事をしている、良い方と結婚して子供に恵まれ幸せに満ちている、大きい家や立派な車を購入した、健康に恵まれ趣味や旅行で楽しんでる、・・など)そのような人は、ヒーリングを受けには来ない。
様々な悩みの中にいる人がヒーリングを受けにくる。
当たり前と言えば当たり前かもしれない。
悩みは、恋愛、仕事、健康、つまり現実的なことが原因だが、
それを非現実なスピリチュアルな方法でアプローチしているわけである。
非現実、あるいは、超現実から事象を眺めると気づきが起こり、現実に対してアクションを起こす言葉や行動が変わり現実が変わるというのがりそうだが、スピリチュアリティにどんどんのめり込みはまりこみ特殊技法の使い手であることに重要感を味わいつつ、でも現実の問題は消えない、、なんてパターンも見た。
心理的な落ち込み、鬱、これもやっかいだ。
さらん、理由が明確ではない恐怖や不安や無力感はやっかいだ。
エネルギーヒーリングは、遠隔ヒーリングなど遠くから現実に作用するような技法もあるが、
基本的には、現実に対して適切な適合反応するようにエネルギーから刺激を入れているあるいは、調整している、ということであると思う。
例えば、太陽光にしっかり当たることや運動することで、
ドーパミンやセルトニンの分泌量が増えることは明らかであるし、しかも、かなり有効である。
どんなに優れたヒーラーでも、光の天使といわれる仕事をしていても、
太陽光を作りだして放射できる人はいない、そして、運動したのと同じ効果をクライアントに出す人はいない。
そうじゃなく、太陽の下で何かをしたくなったり、運動したくなったりという動機づけを与えるのがうまい人が優れたヒーラーである、というような話である。
例えるならば。
適切な食事、睡眠、太陽光を浴びる、運動する、というような行動をするように外側から優しく刺激を入れるのがヒーリング技法というようなことである。
そうして、漠然とした根拠のないぼんやりした不安に苦しむのではなく、根拠ないわくわく感とやる気をださせ、具体的な幸福を作りだしていくのである。
根拠が明確であれば不安の解決策が立つ、具体的だから。
根拠が不明確な不安だから問題だ。
その場合は、脳内のドーパミン・セルトニン・アセチルコリンなどのホルモンが大事で、
運動する太陽を浴びる出かなりの状況改善が見込まれる。
根拠が明確なわくわく感はほっといてもそりゃいいこと起こればわくわく嬉しい。
根拠なくわくわくやる気があることが大事で、それが事態を好転させる。
結局生きるってそれらとのやり取りがすごく大事だと思う。