2008年01月01日
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
お寺に行ったら
「禅の友」という冊子をいただきました。
その冒頭に道元禅師のことばが書いてありました。
今日存(ぞんず)れども、
明日と思ふことなかれ。
死に至りあやうきこと、
脚下に有り。
だからこそ、今日一日に感謝し
精一杯よりよく生きたいものです。
結果ではなく
過程が大事だと思います。
結果などあまり意味が本来ないと思います。
地位も財産も一瞬で失うものです。
また、財産、、
とりあえず、自分の土地、お金、車、、
ということになっていますが、
一体何年自分のものとしていられるでしょうか?
絶対に誰にも渡さないと叫んでみても、
ほんの数十年手元に置いて感じられるだけです。
人間そんなに生きられないですから。
そして、所有という概念は幻想で、
本来そんなものはないように思います。
ただ、
自分の前に通り過ぎる総量や質が変るだけ、
自分という人格のパイプを汚れないもの
太いものにすると、目の前に通るものは純粋なもので量が増える。
その、通るものが、、お金というエネルギーであれば、
金回りがいい、とその状態を言うのだと思います。
いろいろなエネルギーや思いの素敵な交流を感謝をもってしていく、
そのこと自体が大切だと思います。
そんなことで、結果という言葉を前提とするなら、
過程が大事でしょう、という言葉になったわけです。
その過程の歩み方。
どうも、人というのは、
ほっておくと、マイナスの側面に気をとらわれやすいようです。
そのため、物事のできるだけプラスの側面を見るように心がけると良いようです。
そうすると、ちょうど、
プラスとマイナスの量が同量になって等しくなるように思います。
その中庸がいいのだと思います。
また、人はどうしても、欲しい欲しいと思う癖があるようです。
もっともらいたい、もっと評価されるべきだ、もっと優しくされたい
など。
だから、、
もっとあげよう、もっと人を評価しよう、もっと人に優しくしよう、
そう心がけるくらいがちょうどバランスが良いのかもしれません。
そうすると、ちょうど与えるものともらうものが等しくなると思います。